九州大学病院心療内科 九州大学病院心療内科

九州大学大学院医学研究院 心身医学

Department of Psychosomatic Medicine Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University

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教授挨拶


須藤 信行 教授

はじめまして

久保千春先生(現九大病院病院長)の後任として、2009年6月1日付けで心療内科(心身医学)を担当することになりました須藤です。

九大心療内科は、1961年、全国で初めて精神身体医学研究施設が九州大学医学部に附設されたことにはじまります。1963年には講座になり診療科名として「心療内科」という名称がつけられました。以来、現在までの長い月日のなかで数多くの優秀な方々が巣立ち、日本の各地で、心身医学の普及・啓蒙に従事され、偉大な業績を残されてきました。このような臨床医学における輝かしい歴史に加え、最近では心身医学を科学として確立するための研究活動にも力を入れています。研究内容は多岐にわたっていますが、メインはこころと体の相互作用(心身相関)の機序に関する基礎・臨床研究です。また患者の心理状態や治療の有効性を評価するための心理テストの開発も行っています。

昨今、現代医学が身体面のみを重視してきたことへの批判として、「全人的医療」の重要性が叫ばれています。患者の病気だけを診るのではなく、個別の歴史を背負った病む人として全人的に診療していく―この重要性をいち早く認識し、実践してきたのが心療内科です。初代教授の池見酉次郎先生は、日本における心身医学の創始者であるとともに、すでに50年前、医療におけるbio-psycho-socio-eco-ethicalな視点の大切さを繰り返し強調されていました。このように「全人的医療」は九大心療内科創設以来の基本理念のひとつであり、現在も脈々と受け継がれています。

一人前の心療内科医となる道は必ずしも容易ではありません。基本となる内科学を修練することはもちろんですが、心療内科医としての「専門性」を研鑽しなければなりません。九大心療内科は、内分泌・代謝、アレルギー、消化器・慢性疼痛、神経生理、心理の各心療内科領域における指導医を有しており、創設以来の伝統である医師、心理士、看護師によるチーム医療を実践しています。また心療内科の門を叩いて入局した医師に対しては、心身両面からの病態の診断と治療ができるように、日々の診察や症例検討会を通じた教育活動にも力を入れています。そこで得られるのは心身医学に関する教科書的な知識ではありません。同じ志をもった同僚や先輩医師からの数々のアドバイスや患者診療における姿勢は、その後の医師としての人生に長く、深く影響し、いわゆる心療内科医としての治療的自我を確立する上で生きた知識として役立ちます。

心療内科を医師キャリア形成の柱として据え、心身症全般を扱える医師をめざそうと考える皆さん、心身医学に興味のある各科のベテラン医師の方々、どうぞ九大心療内科の輪に連なって下さい。

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心療内科は、「4階フロア西受付」になります。

1階にはSUBWAYカフェも入り、明るく広いロビーや開放的な空間設計が好評です。